カプセル内視鏡

概要

超小型カメラと、データを送信する無線送信器を内蔵したカプセル。口から飲み込み、肛門から排出されます。日本では小腸の内部を検査するために使われています。

特徴

カプセル内視鏡は外径10mm前後で、カメラと無線装置を内蔵。口から飲み込まれたカプセル内視鏡は、食道・胃・小腸・大腸へと運ばれる間、撮影した画像データを患者が装着する受信機に送信します。カプセルは便とともに排出されます。所要時間は約8時間。毎秒2コマ、5万枚以上の写真を撮影できます。

これまで小腸の検査には内視鏡を用いることが困難で、バリウムによる造影検査が主流でした。カプセル内視鏡は従来の検査方法と比べ、病変部を見つけやすいと言われています。

対象疾患

・日本では小腸の内部を検査するために使用されます。
・便に出血が見られ、胃や大腸を内視鏡で検査しても病変がみつからない場合。
・小腸炎症疾患・小腸腫瘍・寄生虫などが疑われる場合。